The学級写真
昭和、平成時代まではあった学級写真。私ども写真館でも近くの青い鳥幼稚園のクラス写真から甲南女子大学のクラス写真の撮影、アルバム制作をおこなっていました。今では学校単位でアルバムをつくることが少なくなっています。
これには色々なわけがあるようにもおもえます。著名人・芸能人の方々にも生徒学生時代があるわけで、その人が写っている学級写真をマスコミが欲しがり、それを利用して儲けるわけですね。またあまりよくない例ですが、犯人になった人の写真をマスコミでは「がん首」というそうですが、その写真欲しさに学校アルバムをあさるわけです。いまではSNSなどのプロフィール写真が使われたりしますね。肖像権とか人権なんて犯人になった途端になくなるのは不思議です。
個人主義がすすみ、プライバシーの保護から学級写真ですらなくなりつつあります。個人だけ自分だけの時代ですから致し方ないことかもしれませんが。
古い写真プリントをデジタル処理して、観れるカタチまで修正してプリントする作業もおこないます。これはその写真の腐食状態などにもよりますから、どこまで修正できるかは、ご相談となります。例は、戦後間もない60年前の神戸市須磨区にある菅原道眞公ゆかりの飛松中学校の学級写真です。驚いたのは、物資もない頃ですが周りの方からのお下がりでしょうか? いろんな制服を着て並んでらっしゃる。どんな時でも私たちは子どもを大切にしてきたんだろうなぁと。