振袖は縁起物
厄除けの効果があると言われていたのが振袖。魔を払う、振り払うということですね。今はあまり着物を着る方も少なくなってきていますから、成人式の時だけは振袖を着てみたいと思うのもうなずけます。子どもの頃から「成人式で振袖を着るのが楽しみ」と。
今ではレンタルの振袖も多種多様なものがあり、成人式でなくても着てみたいとおもわれる方もいらっしゃいます。せっかく着付けまでしたのだから、写真館なんて縁がなかったけれど、ぜひ写真に残しておきたいと言われる方もいらっしゃいます。もちろん20歳じゃない方の振袖姿も撮影できますからね。
なぜ成人式なの?
地域によって違うその呼び名。ちなみに神戸市は「はたちを祝う会」がサッカースタジアム・ノエビアスタジアムで開催されますよね。呼び名も地域で違います。おとなり芦屋市は『二十祭』
なんと言ってもその会場が地方色満載、なんと西宮市の成人式は阪神甲子園球場ですからね。千葉県浦安市の成人式会場は東京ディズニーランド。成田市は東京国際空港が会場。成人式は住民票がある地域で参加できます。
成人式の始まりは、翔んで埼玉から始まったそうです。昭和21/1946年に敗戦後の苦しい時代、次代を担う若者を勇気づけ、励まそうと埼玉県蕨市で開催された「青年祭」から。埼玉の成人を祝う式典が好評で、それに目をつけた日本政府が、日本全国で行うために祝日に制定したのです。
昭和23/1948年に国民の祝日として1月15日が「成人の日」と制定されました。しかし、一部の祝日を月曜に移動させ、土日とつなげて連休にする「ハッピーマンデー制度」導入に伴い、平成12/2000年より1月の第2月曜に変更になりました。ただ、1月ですから、寒い地域や、二十歳になると都市部へ出ていく地域では夏のお盆や新潟県ではゴールデンウィークなど帰省時期に成人式を行います。またいまでは、学内成人式や社内成人式を行うところもあります。